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2011-01-07

L interview vol.10

「二丁目や堂山が近くに無い場所に住む方が全国には沢山いる。
自分も地方出身者として何か伝えることが出来れば…」と話してくれたゆみさん。
クールな外見とはギャップのあるシャイな人柄が印象的でした。

Girl Data
Name:ゆみ
Age:26
Address:Tokyo,Shinjuku

Q:趣味はなんですか?

散歩、映画、ゲームです。
基本インドア好きですが、田舎育ちなので無性に自然に触れたくなる時があります。
特に海が大好きです。

Q:何をしている時が楽しいですか?

楽しいお酒を飲んでる時が一番楽しいですね。

Q:恋人はいますか?

好きな人がいます。

Q:好きなタイプ・恋愛において重視する点は?

恋愛においての価値観は重要だと最近気が付きました。

Q:同性を好きと自覚したのはいつですか?

自覚は小学校高学年くらいからだったと思います。
きっかけは、バレンタインデー…だったでしょうか。
とある娘から貰ったチョコが特別嬉しかったのを覚えています。
おそらくそれがきっかけだったと思います。

<

Q:同性を好きと自覚して悩んだ時期はありましたか?

自覚して悩んだことはありませんでした。
今のほうが悩み多きですね(笑)

Q:カミングアウトはしていますか?きっかけは?

地元と関西に住んでいたときの友人達数人にはしています。
きっかけは、なんとなくというか、「この人なら言っても良いかなぁ」といたって軽い感じです。

Q:カミングアウトにまつわるエピソードがあれば教えて下さい。

エピソードと言うのか、みんな共通して同じ反応でしたね。
「しっくりくる!」って(笑)

Q:初めてL友達ができたきっかけは?L友達の存在とは?

もともとカミングアウトする前から友人で、16歳の時に「実はさ…」って彼女が先にカミングアウトしてくれたことがきっかけでした。
今は色んなところにL友達はいますが、恋愛観において自然で居ることができる存在ですね。
L友達もそうでない友達も、変わりなく大切な存在です。

Q:日本のLシーンについてどう思いますか?

閉鎖的にならざるを得ないもの、させられてしまうものの様に感じています。
九州育ちの私は、関西や東京に出てきてこそLの活動やイベントが日本でも行われていることを知り肌で感じることが出来ましたが、
海外のニュースや映画、ドラマなんかと比較するとまだまだ日本は認識と言う部分でも小さなものなんだなあと思いますね。

Q:今後LGBTがもっと生きやすい日本になるために、具体的にどこがどう変わっていって欲しいと思いますか。

メディアでの取り上げ方が変わって欲しいと思います。
重たく暗い取り上げ方や批判的なものだけじゃなく、もっと明るく幸せな番組やニュースが増えると周りの認識も少しずつ変わっていくのかなと思っています。
「祝!芸能界カップル誕生!」とか、あるといいですよね。

Q:地方出身とのことですが、地方に住んでるLガールズ達に向けて伝えたいことがあればお願いします。

自分自身が関西や東京から遠く離れた土地で育った経験から思うのは、
どうしてもネットの中の世界のことで自分とはかけ離れた世界の様な気がしていました。
しかし今、堂山や二丁目で色んな方と接して思うのは、これらの場所はただ単純にL友達が出来るとかだけではなく、
同性が好きな人間として将来どう生きていくか、どう生きて行く事ができるかを知ることが出来ると所と思います。

悩み苦しんでいる方は勿論ですが、特別悩みなんて無いと言う方も、
同じセクシャリティーの人間と接してみることは新たな発見に繋がると私は思います。
知って損は無い!という言い方は少し語弊があるかもしれませんが、重い腰を上げて訪れてみて欲しいですね。

Q:どんなお仕事をされてますか?仕事についての考えを教えて下さい。

昨年二丁目にできた鉄板焼き屋で働いています。
土地柄もあり現在店としての企画に力を入れております。
型にはまらず常に新しいことを企画し、それ以前に自分達も楽しんでやれるものを考えて行くことが大事なこの仕事は、自分にとってもチャレンジだらけで楽しいです。

経営者である友人と二人三脚でスタートしたお店だったので最初は喧嘩が絶えませんでしたね(笑)
今ではそれも良い経験で、その時期があっての今だと思います。
今は5人4脚で、転びながらもゆっくり走っていきたいです。

Q:将来の計画・夢を教えて下さい。

大事な人と穏やかな生活を送れるための自分作りです。

Q:読者の皆さんにメッセージをお願いします。

最後まで読んで頂いて有難うございました!

Q:NoviaNoviaへメッセージをお願いします。

取材撮影等々、大変お世話になりありがとうございました。
これからも沢山の方からの声が増えていきますよう祈っています。

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