横浜レインボーフェスタLGBT2015 レポート
清々しく晴れ渡る空の下、港に吹く風にそよぐ大きなレインボーフラッグ。
さまざまな人種、年齢、セクシュアリティの人々が集う町・横浜で初開催された「横浜レインボーフェスタLGBT2015」。
10月31日(土)・11月1日(日)の二日間行われたこのフェスタ。LGBT当事者とストレートの方がみんな一緒に楽しめるようにと企画されたこのイベントのレポートをお届けします。
「横浜レインボーフェスタLGBT2015」のイベント会場は、横浜大さん橋CIQプラザ。
約2000㎡の大会場にイベントステージや地元企業やお店など、さまざまなブースがずらりと並び、レインボーフラッグが掲げられた会場の雰囲気は、来場者を開放的な気分にしてくれます。
入場する際、一番最初に目に飛び込ぶのは大きなレインボーの横断幕。まるで虹がかかったようで、それを見上げて笑顔になる来場者が多く見受けられました。
開場時間になるとステージ上にはきらびやかなドラァグクイーンの司会の姿が。言葉の一つ一つ、壇上でのやり取りを手話通訳士の方が丁寧に伝えながらステージイベントは始まりました。
LGBTの今後や未来の子供たちへのフォーラム、会場全体を思い切り盛り上げるアーティストやパフォーマー達。友達、恋人、家族、LGBT当事者、アライ、LGBTイベントが開催されると聞いてやってきた地元の方やキッズダンスチームの応援に来たお母さん方…それぞれが思い思いに楽しむ空間は、活気が溢れていました。
ステージにほど近い場所にあったNovia Noviaのブース。Noiva Novia magazineやハンドメイドのレインボーアクセサリーを買いにきてくれた方や、立ち寄ってくれた方とお話して、「この雑誌を読んでみたかったんです!」と嬉しい言葉をいただきました。
お孫さんの手を引きながら歩くおばあちゃんに「フェスタを楽しんでいますか?」と声を掛けると、「来ている人がそれぞれいきいきしていて、エネルギーが溢れているこの場所が大好き」と笑顔で答えてくれました。
誰もが使用できるジェンダーフリートイレの設置や、賑やかな場所は苦手という方のための「シェアスペース」も設けられていて、細かい気配りが至るところにあり、居心地の良い空間が作られていました。
二日目はブースでLGBTウェディングの相談を受けたり、午後には「今の気持ち」「愛するひとへ一言」というテーマでフォトシューティングを行ったりして、声をかけさせていただいた来場者の方がそれぞれこのフェスタを楽しんでいる様子を直接お聞きすることができました。(※掲載させていただいている方には許可を頂いています)
たくさんの人がお互いの「違い」やセクシュアリティを受け入れ、理解し合うきっかけの場となった横浜レインボーフェスタLGBT2015。最終ステージに上がった実行委員の方から、「来年も必ず横浜でレインボーフェスタを!」というメッセージがあり、多様性あふれる横浜と来年のレインボーフェスタへの期待が高まりました。
Novia Noviaブースにお越しくださった多くの方、フォトシューティングにご協力下さった皆様、本当にありがとうございました!
来年の横浜レインボーフェスタでまたお会いできることを楽しみにしています!