L interview vol.14
交際13年目にお2人の大好きなディズニーランドで、ディズニー・フェアリーテイル・ウェディングをされたリョウさんとハルさん。
ツイッターでも美しいウェディングの写真が大変話題になった挙式について、お話を伺いました。
Q:ウェディングをしようと思ったきっかけは何ですか?
両親にカミングアウトしたことで、あきらめていた夢を叶えてみたいと思ったからです。
Q:ディズニーランドを結婚式の会場に選ばれた理由を教えてください。
2人とも年間パスポートを持つほどディズニーが好きで、友人たちとの楽しい思い出がたくさんある場所でもあったのでディズニーランドを選びました。
Q:結婚式へはどのようなご関係の方が参列されましたか?
参加人数は40名ほど。
男女婚と同じく、両親、親戚、友人、職場の同僚が来てくれました。
Q:特にここに力を入れた!という部分はありましたか?
せっかくのWドレスなので、ディズニープリンセスをイメージしたドレスやブーケをオーダーメイドで作りました。
好きなデザインが正反対だったので、ドレスショップの方のアイディアで、色やヴェールをお揃いにして統一感を出してもらいました。
映画でよく見るラストダンスとファーストダンスを踊りたかったので、父と一緒にダンスの特訓をしたり、
余興で「ビックバンドビート」をやりたくて、友人たちと一緒に1年前から練習したのが良い思い出です。
Q:進める上で大変だったこと、逆に楽しかったことがあれば教えてください。
公の場で、初対面の人にもたくさんカミングアウトしなければならないことが大変でした。
Wドレス婚の料金設定が無いので、見積もりには毎回ドキドキしました。
ドレスや小物を決めたりするときに一緒に盛り上がれるのは同性ならではで、とても楽しかったです。
式準備を通じて、素晴らしいご縁もたくさんありました。
Q:当日のどんなことが印象に残っていますか?
チャペルのステンドグラスを見上げたときに、ようやくここまで来たのだなぁと思いました。
参列してくれた友人たちが、私たち以上に(笑)楽しんでくれていたのが嬉しかったです。
Q:実際にウェディングをした感想をお聞かせください。
何のために結婚式をするのか悩んだりもしましたが、最終的に、法で結ばれる関係ではないからこそ、結婚式がより大事だったことに気づきました。
周りの人から「夫婦」として認められることで、本当の意味での結婚ができたと思います。
いろいろなハードルを1つづつクリアしていくことで、パートナーとしての自覚や絆も深まりました。
Q:日本で同性婚が可能、またはパートナーシップ法などができれば、それを選択しますか?
はい。法的な保証は2人で生きていくために必要不可欠だと思います。
Q:今後のお二人の夢を聞かせてください。
新婚旅行、子ども、養子縁組…などたくさんあります!
今回の結婚式を終えて、たくさんの人に勇気をもらいました。あきらめないガッツがあれば夢は叶うと思えたので、まだまだ頑張れる気がします。
Q:ウェディングを検討している、または興味を持っている方へメッセージをお願いします。
もちろん結婚式当日は最高の1日ですが、それ以上に準備期間がパートナーや家族、そして友人たちとのかけがえのない時間でした。
婚姻届では夫婦になれない関係だからこそ、皆の前で誓う必要があったのではないかと思います。
楽しいことばかりではなく、喧嘩もたくさんしましたが、共通の金銭のやりくりや社会との繋がりをつくっていくことは、夫婦になるための大事なステップでした。
だから、是非あきらめずにウェディングドレスを、タキシードを着てください。
見せて頂いた写真と言葉の端々から、お二人の想いが伝わってきました。
お2人の好きなものがたくさん詰まった最高のウェディング、本当におめでとうございました。
全ての夢が叶いますように!末永くお幸せに。