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2010-09-26

L interview vol.7-1

取材させて頂いた‘女だらけのビーチパーティー’を開催した
「Lの会」の主催者まちさん&テレサさんカップルのインタビューです。
先日の東京プライドパレードの女子フロートでも目立っていたお2人。

インタビュー撮影中はずっとスキンシップ&ハグ!!
とっても仲良しで可愛らしいカップルさんでした!

Couple Data
Name:まち(31)×テレサ(27)
Address:京都にて同棲中
Love:2年

まち×テレサ

Q:それぞれの趣味を教えてください。

ハイキングとスノーボードは共通の趣味です。
基本的に二人ともアウトドア派。
8月には富士山にも登りました!
雲の上からみる御来光は忘れられない思い出です。

まち:
私はあとブログですね。
「Lの会」は今や趣味の域を越えて仕事みたいなもんです。

Q:付き合ったきっかけ・出会いを教えてください。

まち:
きっかけはLの会でした。
ちょうど2年前初めてLの会を開催した時、すごく意気投合したacoの(Girlインタビューvol.3のacoちゃん)、
友達がテレサだったんです。
当時振られたばかりでものすごく落ち込んでいた私を、
acoが毎週のように連れ出してくれては励ましてくれて。
その時にテレサを連れて来ました。

テレサ:
そうねー。

まち:
当時テレサには彼女がいたし、私は振られたばかりで「当分彼女はいらない」と思っていたので、
しばらく進展はしませんでした。
ただ、それからちょこちょこ遊ぶようにはなりました。
今思えば決定的だったのは、テレサの襲撃@友達の家事件ですね。

テレサ:
そうねー。

まち:
襲われたんですよ、テレサに。
友達は示し合わせたように「コンビニにお酒買いにいってくるー」って出ていっちゃって…
そのうちに、あっという間に……!(笑)
もちろん合意の上ですけどね。
それから意識し始めました。

でも私は別れたばかりで「付き合う」ということにとても臆病になっていたので、
そこからまた付き合うまでには少し時間がかかりました。
話している内に私の方もどんどん惹かれ始めて、
最終的には、私の方から「付き合おう」と言いました。

Q:一番最初、相手のどこに惹かれましたか?

テレサ:
英語が上手。

まち:
うーん…特に。
そういうといつも友達にブーイングされますが(笑)
めちゃ白人!とは思いましたけど。目は青いし。
なんせ振られたばかりでやさぐれてましたから、
かわいい子みても超反応薄かったです(苦笑)
意識し始めてからは、彼女の懐の深さに惹かれました。

Q:普段どのような時間を2人で過ごしていますか?どんなデートをしていますか?

一緒に住んでいるので、正直特別なことはあまりしてないですね。
平日はゆっくりできる時間が二人ともないので、週末に近所のレストランに食事に行ったり買い物に行ったりDVDを見たり。
金曜日の夜は、できるだけ二人で食事に行き「一週間お疲れ!」と言いながら乾杯します。
この前は『Lの世界』のS6を一緒に見ました。
エロシーンは盛り上がりますね(笑)

Q:何をしている時間が一番楽しいですか。

まち:
家で二人でまったりしてる時。
冗談言い合いながら、ケラケラ笑い合える瞬間が楽しい。

テレサ:
ショッピングしてる時。あとは一緒に家を掃除してる時。

まち:
掃除?

テレサ:
私は苦手だから、一緒にやると楽しいの。

Q:相手の好きなところはどこですか。

まち:
お喋りなところ、甘えたなところ、理解があるところ、気を遣えるところ、
自分の意見をしっかり持っているけど、押し付けないところ。
外国人なのに日本食大好きなところとか、謙虚なところも好き。
他にもたくさんあるけど、キリがないのでこの辺で。
つまり、存在まるまる大好きです。

テレサ:
ちょっと考えさせて。うそうそ(笑)
まず、笑いのつぼが私と合ってるところ。
それからとても自立しているところ、
友達みんなに優しくて、思いやりがあるところも好き。
あとは掃除、ブログ、Lの会とか、私に出来ないことが出来るところが好き。

まち:
また掃除?(笑)

Q:同性を好きだと自覚したのはいつですか?きっかけは?

テレサ:
実は私、男性と結婚してました。
ちょうど3年位前に離婚したんですが、その頃には男性に対して全く興味がなくなってました。
男性に興味を持たれるよりも、女性に興味を持たれる方が、何だか心躍ってしまって。
でもその気持ちに確証がもてなかったので『Lの世界』を見てみたら…。
それで確信しました。あ、これが私って(笑)

まち:
自覚したのは高校生の時ですね。
好きな子は小学生の時からいましたが、その気持ちが友達として好きなのか、特別な気持ちなのかはよく分かりませんでした。
今から考えれば、完全に特別な気持ちでした。
好きになった子の名前は絶対忘れないし(笑)

いよいよ高校生の時、同級生で同じ部活の子に恋をしちゃって。
彼女がある日突然メガネからコンタクトに変えてきたんですよ。
で、彼女を見た瞬間、あまりの可愛さに一気に惚れちゃいました。
少女マンガみたい~って言われますが、そういうギャップには今でも弱いです。

 

Q:自覚して悩んだ時期はありましたか?その時どうしましたか?

テレサ:
自覚したあとは、自分が何者なのか理解できたし、全く悩むことはなかったです。
逆にハッピーになりました。

まち:
高校の時、好きになった子と付き合うことになってからは悩みました。
「自分はレズビアンではない、好きになった人がたまたまオンナノコだっただけ!」とよく言い聞かせてましたね。
でも、まだその時の悩み度合は序の口でした。
毎日一緒に居れてお互いHappyだったので。

悩みが深くなったのは、彼女と別れた後でした。
私はアメリカに留学したてで、まだ友達も少なく英語も話せなかったので、
辛い気持ちを聞いてもらいたいのに、相談できる人が誰もいなかった。
相手をオトコと仮定して話をしても、どこかで辻褄が合わなかったり、言葉を濁したりしなきゃいけなくて。
友達にウソをついているような気もしていて、とにかくすごくしんどかったですね。

助けてくれたのは、インターネットでした。
ちょうどその頃、初めてPCをゲットしたんですが、
yahooでドキドキしながら「レズビアン」「バイセクシャル」を検索したことを覚えています。
それから、あるバイセクシャルサイトに行きついて、チャットに入り浸る日々が始まりました(もちろん勉強もしてましたが・笑)
おかげで沢山のL友達もでき、夏休みで日本に帰国した時はオフ会も開いてくれたりして。
自分と同じような人たちがこんなにいるんだ、独りじゃないって励まされました。

この経験こそ、私が『Lの会』を始めたきっかけでもあります。
あの時、私を救ってくれた皆への恩返しに、今度は自分が何かできないだろうかと。
あの頃の私のようにカムアウトもできず、独り悩んで苦しんでいるビアンやバイって、日本にはきっとまだ巨万といると思うんです。
でも独りじゃないとわかって、仲間ができたら、人ってきっと強くなれる、一歩踏み出す勇気を持てると思うから。

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