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2011-10-15

L interview vol.11-1

京都在住のLカップルErikaさんとヨッシーさんにインタビューしました。
京都のLGBTフレンドリーカフェ「colori caffe」を経営されているヨッシーさんと英語教師をされているErikaさん。
お二人とも素敵な笑顔で快く撮影に応じて下さいました。

今回と次回の二回に分けてお伝えします。

Couple Data
Name:Erika×ヨッシー
Address:京都
Love:1年

IMGP3565-s

Erika×ヨッシー

Q:それぞれの趣味を教えてください。

ヨッシー:
食べる、飲む、(運動は嫌い)

Erika:
サーフィン、wall art(壁に紙でアートを作る)、ジョギング(ヨッシーは一緒に走らないけど!)、スイミング、絵を描くこと、映画鑑賞。

Q:付き合ったきっかけ・出会いを教えてください。

ヨッシー:
彼女は、私の経営するカフェ(colori caffe) のお客さんでした。
店先にレインボーフラッグを揚げたLGBTフレンドリーなカフェなのですが、はじめて彼女が店に来た時、男の子と一緒に来たので、彼女のことはストレートだと思っていました。
それから週に1度くらい通ってくれてたので、単純に店が気に入ってくれたのだと思っていました。
私は外国人と話すのが好きなので仲良くなりたかったのですが、彼女からはあまり話してこないのでそっけない人だなあと思ってました(笑)

でもある時、来店した彼女と彼氏(だと思っていた男の子)に、”How did you know this cafe?”(どうやってここを知ったんですか?)と聞いたら、その男の子は”I saw the rainbow flag, so I took my friend here”(レインボーフラッグを見たので友達を連れてきたんです。)と言いました。
私は彼らがストレートのカップルだと思っていたのでとても驚いて、”ARE YOU GAY?!?!”(ゲイなんですか?)と単刀直入に聞いてしまい、すると彼は”No, I’m not, but she is”(いや、僕は違うんだけど彼女が…)といって彼女のほうを見ました。彼女はとても気まずそうに頷いていたのが印象的でした。

そのあと少しずつ話すようになり、そして、共通の知り合いを通じて私に気があることを知りました。
シャイな子なんだなと思って興味が湧き、友達と行くビアガーデンに誘いました。前日くらいからメールで話すようになり、ますます会うのが楽しみになってきたのに、ビアガーデンのその日、目の前に座っていたのにかかわらず、ほとんど話してこなかった彼女が、酔いが進み、二次会の鴨川へ向かうときに手を繋いできました。
あとは大人なので、いろいろと、わかりますよね?(笑)

Erika:
友達がコロリの近くに住んでいて、ゲイカフェがあるよと教えてくれたけど、まさか日本にゲイカフェなんてあるとは信じませんでした。
でもお店に入ってヨッシーを見た時、”Oh it’s a gay cafe!”(わあ、確かにゲイカフェ!)と思いました。
それから1週間に1回くらい店に通い、好きになったけど、ヨッシーはその時他の人のことが好きだった(らしい)。

でも私の友達がヨッシーの友達に、私が彼女をcuteだと思ってることをばらしてしまって、その後にヨッシーがコロリの仲間とのビアガーデンに誘ってくれました。
そしてその夜、めちゃくちゃ酔っ払って…。(あとは想像に任せます)

Q:一番最初、相手のどこに惹かれましたか。

ヨッシー:
最初はそっけない人だと思ってました。
ゲイだと知り、ようやくフレンドリーに話してくれるようになってから、「ああ、可愛い人だな」と思いました。

Erika:
日本に住んでいるのにかかわらず、オープンリーゲイなところが、とても勇気のある人だなと思って魅力的でした。

 

Q:普段どのような時間を2人で過ごしていますか?どんなデートをしていますか?

ヨッシー:
店の定休日が基本的に週に一度(月曜)しかないのですが、月曜は彼女は夕方前まで仕事なので、私は午前中に自分の用事を済ませて彼女の家に行き、買い物に行ってご飯の用意をします。
家でご飯を食べない日は、美味しいものを食べに行きます。友達と一緒にご飯に行ったりもします。たまに月曜日と祝日がかぶる日は、昼から会って出掛けたり。
でも、出かけると、どこででも彼女の生徒に出くわすので(ホント)手を繋いでくれません。ちょっと離れて歩きます。

彼女が家で歌ったり踊ったり馬鹿なことをしてるのを見るのが好きです。
そして彼女は夜に弱いので、遅くても夜11時には寝ます(笑)健康的なカップルです。
あとは週に何回かお店に来てくれます。店で月に2回、英語教室を開催してるので一緒にその準備をしたりします。

Erika:
ヨッシーは週に1度しか休みがないので、休みの日は新しいカフェとかレストランを試したり、展示会に行ったり、映画に行ったり、家でご飯を作ったり、馬鹿なことをしたり、お酒を飲んだりします。
あと、日本語の勉強のために、交換日記をしてます(笑)

Q:何をしている時間が一番楽しいですか。

ヨッシー:
二人でご飯を食べている時。ゆっくりお酒を飲みながら、美味しいものを食べて、たくさん話をしてるときが一番楽しいです。

Erika:
何もすることがない時。
ベッドでずっと横になって、喋ったり、笑ったり、食べたり、ただただリラックスしてる時。

Q:相手の好きなところはどこですか。

ヨッシー:
見た目から大人っぽいかと思いきや、自分の持ち物に名前を付けたり、赤ん坊の頃から使ってるブランケットを今でも使ってたり、突然歌いだしたり踊りだしたり、子どもみたいな部分をまだ持っているところ。
感受性が豊かで心の優しい子なんだと思う。

Erika:
Never judgmental = 批判がましくない。(私はバカなことをたくさんするけど!)

Q:同性を好きだと自覚したのはいつですか?きっかけは?自覚した時どう思いましたか?

ヨッシー:
小学校の頃からずっと女の子が好きだったけれど、自分で確実に自覚したのは大学2年の頃。
予備校時代からずっと片思いしていた親友の女の子への思いを恋愛感情だと認めようと覚悟を決めたのが決定的なきっかけです。

最初は世界の終わりくらいに悩みました。そして、インターネットで検索しました。

Erika:
高校から大学まで6年間付き合った彼氏とセックスをしてるときに、”I can’t do this anymore”(もう無理!)と思って、シャワーに行って”what the fuck am I gonna do”(どうしよう!?)と思った。

自分がゲイかゲイではないかは考えたことはない。
ただ自分らしく生きてるだけ。

 

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